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「『日本』に出会う」シリーズ十三回 雲出川源流のお宮と巨樹とあまご料理

日本各地から地方色が失われています。

そして、季節の風情や味覚までも。

つまり、日本文化を構成する多様性が失われつつあるのです。

何をもって「日本らしさ」かというのも議論がわかれるところですが、五十鈴塾が注目する「日本らしさ」に神崎塾長と出会いに行ってみたいと思います。

回数を重ねると、次代に繋げなければならない何かが見えてくることを期待して、歩いて・見て・話しあってみましょう。

講師 神崎 宣武

(五十鈴塾塾長・民俗学者・旅の文化研究所所長)

日時   2019年11月28日(木) 9:00~16:30

「雲出川源流のお宮と巨樹とあまご料理」

松阪市飯高町と津市美杉町の境に位置する三峰山から流れ出る雲出川、その源流の一つに位置する川上山若宮八幡宮は日本最古の若宮八幡宮とされています。

主祭神は仁徳天皇と皇后であった磐之媛(いわのひめ)、5世紀ごろに創祀されたと伝わります。

先ごろ世界遺産に御陵が登録され話題となった第十六代天皇です。

伊勢国司の北畠の崇敬が篤く家臣の岡野家を永代の神主に指定をし、春秋の祭には国師自らが参詣して政治は常に神意にはかっておこなったといいます。

若宮八幡宮は全国にありますが、ここが最も古いとされています。

その訳はここが磐之媛の領地であったので、地元の民がお二人の御遺徳を偲んで、川上の清地にお祀りをしたと伝わります。

広大な敷地を誇り、奥には雲出川源流の一つである滝があり、剣豪塚原卜伝が行をしたともいわれています。

またこのお宮には古代の悲恋物語や悲劇の英雄のお話しもありますが、それは当日のお楽しみ。

由緒のあるお宮を神崎先生と訪れてじっくりと神気にひたりたいと思います。

途中にある県指定の天然記念物シイノキの巨樹が繁る東平寺、白山町にある県内では珍しい白山信仰の神社、白山比咩(しろやまひめ)神社も訪れます。

春日造りの本殿は県指定の有形文化財です。

昼食は雲出川源流の一つ坂本川のほとりに立つ、雰囲気抜群の山小屋風のお店、坂本小屋で、渓流の女王といわれるあまごを炭で串焼きにしたあまご料理を堪能します。

(歩きやすい服装で飲み物、おやつなどお持ちください)

川上山若宮八幡宮

日本最古の若宮八幡宮。

社伝によると磐之媛皇后の御領地で、仁徳天皇はこの郷の開拓を行った為に履中天皇の御代(西暦5世紀初)に郷民が、仁徳天皇及び磐之媛皇后の御遺徳を偲んで、伊勢平野を見下ろす修験業山の麓この川上の清地を選んで御社を設け、その御魂を祀ったのが日本最古の当若宮八幡宮であると伝えられています。

伊勢国司の北畠家から非常に崇敬された社であり、この社を崇敬する余り隣村の多気に城を造り、神領を献じた上で鳥屋尾家老を常置の奉行とし、家臣であった岡野家を永代の神主として太府号を授けたとされています。

また北畠氏は当社の尊厳を保つ為には岡野神主家の住宅以降は関を設けて一般の参拝を禁じたとされ、春秋の大祭に伊勢国司自らが参詣して新政は先ず神意に計って実施するのを常とした。

役行者や大谷刑部、剣豪の塚原卜伝などが滝行に訪れた霊場であるとされており、中世期には伊勢国に於ける修験道の中心的聖地として隆盛した歴史もあります。

同神社には仁徳天皇に背き、都から出奔して伊勢の地で斬首された隼別皇子と雌鳥皇女の首が流れ着き、それをお祀りしたとの伝承や藤原千方伝説の中でも斬首された首が川を上ってこの川上の地に漂着したとの伝承もあり、若宮八幡信仰の御霊信仰的で複雑な一面も存在します。

:-D 前日、27日の神崎先生の夜講座「旅する神々⑤~倭建命の東征~」も、とても興味深いお話が伺えます。
ぜひご参加ください!

参加費   会員8,500円 ビジター 9,000円

(バス代・食事代・保険料含む)

定員   18名限定(最少催行人数15名)

集合場所   8:55に「五十鈴川駅」集合