イベント案内・お知らせ

海のお祭り②

1000キロ以上の海岸線を持つ三重県。とくにリアス式の海岸線をもつ南部には漁村も多く、その海辺に伝わっている祭りも少なくありません。冬からお正月にかけては、一年の大漁祈願などを行う祭りがあります。
鳥羽の海女たちの「ノット正月」をはじめ、地元の青年らが的をめがけて弓を射る勇壮な弓引きが各地で行われます。
志摩の「初えびす」では初笑い、大王の汗かき地蔵祭りなどユニークなものも。
また志摩地方の漁師や海女などに篤く信仰される青峯山正福寺の「御船祭」も盛大に行われます。
伊勢神宮に御料を納める海辺で、ひっそりと行ってきた井戸をまつるお祭りなど、海辺に生きる人々が大事に守ってきた祭りを紹介します。

講師 千種 清美(文筆家・皇学館大学非常勤講師)

日時

12月13日(金)   13:30~15:00

参加費

会員 850円   ビジター 1,350円

定員

30名

場所

五十鈴塾右王舎

三重県は海に面している県です。そのため、漁業を生業にする漁村も多く、大漁祈願や漁の安全を祈願する、海に関わるお祭りも多くあります。8月の「海のお祭り」では夏に行われるお祭りを教えていただきました。今回は冬からお正月にかけてのお祭りです。

冬の海のお祭りの一つに志摩市の恵比寿神社に「初笑い神事」というのがあります。大きなえびす様の周りに集まった人々が南方向の海に向かい、「わっはっはっはー!わっはっはっはー!わっはっはっはー!」と3回お腹の底から楽しそうに笑う神事です。お腹の底から悪いものは全部だして、良いものをとりこめるようにと願いが込められています。
じつは、このえびす様は普段、顔の一部が欠けていてその姿から「鼻かけえびす」と呼ばれています。なぜ鼻が欠けているのか?というと…えびす様は大漁と海上安全に恩恵があると言われ、漁師たちがいち早く漁場に着くことを「ハナを取る」(一番乗り)と言います。これにちなんで、鼻を削ってお守りにする風習が残っているからです。そのため鼻があるのは、この初笑い神事の時だけです。
三重県には他にどんな海の祭りがあるのでしょうか。千種先生に教えていただきましょう。