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春の星見と宇宙の観測×理論

※この講座は中止させていただきます。

4月28日には宵の明星の金星が最大光度(-4.5等)を迎えます。

この頃の金星は三日月状で、望遠鏡で形を確認することが出来ます。

その満ち欠けする姿は、地動説の強い観測的証拠になりました。

理論と観測(実験)は科学の両輪と言われます。

天文学での理論と観測のエピソードをたどります。

講師   野田 学(名古屋市科学館学芸課天文主幹)

日時 4月23日(木) 18:30~20:30

コロナウイルスが猛威をふるっていますが、講座開催の頃には状況が落ち着いているでしょうか。

この文章を書いている時点(3月下旬)では、日本は大規模流行にならず、一定程度で持ちこたえていると見られていますが、果たして本当なのでしょうか。

確かに日本の感染者数はヨーロッパなどに比べると少ないままですが、そもそも検査数(サンプル数)が少ないという大問題があります。

総数が少ないのであれば、感染者数が少ないのは当たり前だからです。

傾向を知るにはこの程度でも十分でしょうが、イベント自粛などの行動制限を解くための科学的裏付けとなると、さらなるデータが必要となるでしょう。

かように科学的な判断をするためには、正しいデータ(観測)が必要です。

ある理論が正しいか(感染が本当に収束向かっているか)否かは、観測(検査に裏付けられたデータ)によって確認されるものです。

これは、科学全般に共通することで、宇宙を理解する上でもデータ(観測)は欠かせません。

例えば、ガリレオ・ガリレイが活躍した17世紀では、当時信じられていた天動説(地球が宇宙の中心でその周りを太陽が回っている)に対し、地動説(太陽の周りを地球が回っている)が唱えられ始めていました。

ガリレオは地動説を主張するに当たり、金星の満ち欠けをその観測的証拠と考えていました。

金星は太陽の光を反射して明るく見えていますから、太陽の光の当たり方によってその見かけの形が変化します。

その変化の仕方が地動説と天動説では図のように明らかに異なるのです。

ガリレオは自ら制作した望遠鏡によって、肉眼では観測できない金星の満ち欠けを観測し、天動説ではあり得ない卵型の金星を目の当たりにしたのです。

理論と観測(実験)は科学の両輪と言われます。

4月23日の金星は三日月状ですので、その姿を肉眼と望遠鏡とで確認しつつ、天文学での理論と観測のエピソードをお話ししたいと思います。

内容 野田学先生

画像提供 名古屋市科学館

参加費  会員 1,150円  ビジター 1,650円(お菓子付き)

(この講座のお菓子は五十鈴茶屋の協力をえて、講座に合わせた和菓子を作っていただいています…右画「オーロラ」イメージ)

場所 ・定員  五十鈴塾右王舎   定員 30名