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秋の星見と宇宙の観測×理論

10月6日に火星が2年2ヶ月ぶりに地球に接近しました。

この火星の動きの観測データーからヨハネス・ケプラーは惑星の軌道が求めていた完全な円ではなく、楕円であることを導きます。

秋の夜空に火星を観望しつつ、天文学での理論と観測のエピソードをたどります。

講師   野田 学(名古屋市科学館学芸課天文主幹)

日時 11月18日(水) 18:30~20:30

コロナウイルス感染拡大の影響で春と夏の星見が中止になってしまいました。
今後もまだ予断を許さない状況が続いていますが、星空は何事もなかったかのように季節とともに巡っていきます。
夏の星見で観望する予定だった木星と土星は西に傾いてきましたが、よく見えています。
東から昇ってきた火星は10月6日に最接近となりましたが、まだまだ赤く明るく見えています。
秋の澄んだ気候の中、これらの惑星を望遠鏡で観望したいと思います。

さて、今回の火星の接近は「ほぼ」大接近です。
火星は地球のひとつ外側を約687日で一周します。
内側を回る地球は一周1年(365日)なので、2年2ヶ月ごとに火星に追いつき、横並びになります。
この時、互いの距離が近くなることを「接近」といいます。
ただし火星の軌道は地球の軌道よりかなりの楕円です。
横並びになっても間隔が広いときは「小接近」、狭いときが「大接近」です。
今回は狭いところから少し離れたところでの横並びです。

惑星の軌道が楕円であることを最初に導いたのがドイツの天文学者、ヨハネス・ケプラーです。
彼は師事したティコ・ブラーエの観測データを引き継ぎ、そのデータを使って完全な円軌道のままでは火星の動きが説明できないという結論にいたり、そこから紆余曲折を経て楕円軌道にたどり着きます。
このように、ある考え(理論)が正しいか否かは、観測によって確認されるものです。
これは、科学全般に共通することで、理論と観測(実験)は科学の両輪と言われる所以です。

そんな視点をからめつつ、木星と土星、地球と火星といった惑星たちの会合を深堀りしたいと思います。

内容 野田学先生

画像提供 名古屋市科学館

参加費  会員 1,150円  ビジター 1,650円(お菓子付き)

(この講座のお菓子は五十鈴茶屋の協力をえて、講座に合わせた和菓子を作っていただいています…右画「オーロラ」イメージ)

場所 ・定員  五十鈴塾右王舎   定員 20名