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漢字の旅 「月・夕・天・人」~高先生に学ぶ漢字は面白い~

講師 高 潤生
(書道篆刻家・現代印作作家)

漢字はいつどのようにして生まれたのでしょう。
今、残っている一番古い漢字は「甲骨文字」。
亀の甲羅や動物の骨に刻まれた漢字です。
これは占いの結果を記録するために使われました。

漢字は仮名やローマ字と違って一字一字が意味や由来をもっているのです。
私たちが日頃使っている漢字にどんな意味があるのか、違った角度から見直してみると漢字の面白さ、楽しさが見えてきます。

日時  2021年10月19日 (火)   13:30~15:00

今回、注目するのは、「月・夕・天・人」。

「名月 幾時より有るや、酒を把って青天に問う・・・」。

栄代蘇東坡の「水調歌頭」は秋の明月を詠む最も有名な詞です。

この美しい詞と明月にまつわる美女伝説を語りながら、詩中の文字「月・夕・天・人」のロマンと古代人の宇宙観を考えてみましょう。

そして甲骨文字の書き方も教えていただきましょう。(ボールペン・筆ペンでも可能です)

「水調歌頭」  蘇軾(蘇東坡)

中秋の明月を歌った詞

明月幾時有 明月 幾時より有るや

明月はいつから出ているのだろうか。

把酒問青天 酒を把って 青天に問う

酒杯をもって晴天に問いかける

不知天上宮闕 知らず 天上の宮闕

天上の宮殿では

今夕是何年 今夕 是何の年ぞ

今は何時の年にあたるのだろうか

我欲乘風歸去 我れ 風に乗って歸り去らんと欲す

私も風に乗って天上の世界に行ってみたいものだ

又恐瓊樓玉宇 又恐れる 瓊樓の玉宇

しかし楼閣や玉の家は私には不相応だし

高處不勝寒 高き處 寒に勝(た)えざらんことを

高いところの寒さは私には耐えられないだろう

起舞弄清影 起舞すれば 清影を弄ぶ

月の下で舞えば影もともに踊る

何似在人間 何ぞ似たる 人間(じんかん)に在るに

人の世の楽しみを天上ではどうして味わうことができようか


作者 蘇軾(蘇東坡)1036年1101年

中国,北宋の詩人。四川省眉山の人。字(あざな)は子瞻(しせん),号は東坡(とうば)
父の洵(じゅん)、弟の轍(てつ)と〈三蘇〉と併称、それぞれ唐宋八大家の一人。
1057
年の進士。地方官を歴任中、筆禍で投獄され、流刑。
哲宗の即位で許され、中央に復帰し、翰林学士、礼部尚書などの要職を歴任した。
1094
年新法党の復活により、広東省英州に、さらに海南島に流され、配所からの帰途、常州で病死。
詩風は豪快、才気に富む。
韓愈、欧陽修を継いで古文を発展させた。
また詞・書画においても一流。
著作は《東坡七集》として集成。書の代表作に《黄州寒食詩巻》がある。


参加費   会員 850円  ビジター 1,350円

場所   五十鈴塾右王舎

定員   20名