イベント案内・お知らせ

御師のくらし~年中行事から見る御師のくらし~

江戸時代は、月ごとに多くの年中行事がありました。
伊勢には、御師の家や町の行事が書き留められた史料が現存しています。
人々の暮らしを彩った月々の行事を紹介しながら、特色ある御師の日常を紐解いていきます。

講師 太田未帆

日時

6月25日(金)   13:30~15:00 ※こちらの講座は満席となりました。

参加費

会員 850円    ビジター 1,350円

定員

20名

場所

五十鈴塾右王舎

伊勢参宮の流行した要因のひとつには、伊勢の「御師(おんし)」と呼ばれた人々がいます。彼らにそれぞれ担当の地域があり(武蔵国、山城国、讃岐国…というように)、各地に出向いて伊勢神宮の宣伝活動をおこなっていました。

また、御師は、宣伝活動をするだけではなく、旅人が伊勢を訪れた際には盛大なもてなしをおこないました。多くの旅人たちは、御師の屋敷に迎えられ、そこで「太々神楽」と呼ばれる神楽を奉納するための代金を支払います。そのあとは、夕食に豪勢なご馳走が並び、眠る際には絹の布団が支度され、翌日は外宮・内宮を参拝した後、用意された駕籠で二見浦見物などへ行き、そののちに村の人々に配る御札や土産物を持たせて貰いました。これを御師の「ホスピタリティ」と捉えることもできますが、「神楽代」のなかに宿泊費や滞在費がすべて盛りこまれていました。御師を介した伊勢参宮は、非常にシステム化されたものであったと言っても過言ではありません。

そんな御師の暮らしについて、年中行事を追いながら、今回はお話いたします。