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伊勢神宮の神宝「玉纏御太刀」について

伊勢神宮では遷宮の度に合計60本の御太刀が調進されますが、このなかで最も華麗で重厚な装飾を施されているのが「玉纏御太刀」(たままきのおんたち)です。この太刀は、金銅の金具の他に300個の五色の玉を纏っていて、この玉を纏う姿から「玉纏」の名が付いたとされています。この「玉纏御太刀」をさかのぼっていくと、古墳時代の儀礼のための刀にたどり着くことが、近年の考古学上の発掘調査から分かりつつあります。古墳時代の儀礼の刀がどのようにして伊勢神宮の神宝となったのかをやさしく解説いたします。

講師 髙松 雅文(三重県埋蔵文化財センター活用支援課主査)

日時

8月 3日(火)       13:30~15:00

参加費

会員 850円     ビジター 1,350円

定員

20名

集合場所

五十鈴塾右王舎

玉纏御太刀は神宮神宝の御太刀の中でも最も華麗なものです。神宮徴古館で常に展示されていますので、鑑賞が可能です。
神宝の太刀は直刀、反りのない切刃造りという古墳時代末頃から奈良時代にかけての刀の形です。原料も古代からのたたら吹きによる最高品質の鋼を用いるそうです。
刀身も凄ければその装飾も美しく鞘は漆塗りに金の輪金がつき、その上に水晶、瑠璃、琥珀、瑪瑙が散りばめられ、鞘の上には五色の吹玉が纏わされています。まさに玉纏で勿論実戦用ではなく儀礼用の飾太刀だそうです。
付属品として金銅の鮒形が二つ付いています。これにも訳があるそうです。太刀を付ける帯も孔雀、鸚鵡、草花の文様のついた幅十二センチの平緒です。ものすごいものですね。