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聖地巡礼~寺社の聖地を往く~

参詣曼荼羅という宗教的絵画があります。
神社や寺が参詣者の勧誘や霊場の案内を目的に作ったもので那智参詣曼荼羅や西国三十三所の曼荼羅などが有名です。
神宮を描いたものも多くあり、そのひとつ神宮徴古館所蔵の両宮曼荼羅は保存状態もよく当時の宗教観が伺え面白いものです。
雲上に日輪と月輪、左右に内宮と外宮を配し宮川や五十鈴川には代垢離をする人々が見られます。
天の岩戸前では巫女が舞などもして民間信仰の様子がよくわかります。
実は10年ほど前にもお話していただいたのですが、内容が豊富でかなり積み残しが有りましたので、再度チャレンジです。
さらに今回は神戸にある須磨寺の参詣曼荼羅もご紹介していただけます。
これは文禄5年に起こった大地震で被害を受けた塔や建物の再建のために民間からの寄付を得るために描かれたものです。
お寺の建物や参詣の人々が定型通りの描き方がされていますが、なんと菅原道真や光源氏も描かれておりその自由さに驚かされます。

講師 西山 克(京都教育大学名誉教授)

日時

7月 14日(水)      13:30~15:00

参加費

会員1,150円     ビジター 1,650円

定員

20名

場所

五十鈴塾右王舎

聖地巡礼は、自身の信仰対象に縁の深い場所を訪れるという宗教上の行為で、その宗教にとって重要とされる場所、特に神聖とされる場所や宗教施設の総本山などに参拝する行いを言います。
海外ではイスラム教徒のメッカ巡礼、ユダヤ教徒・キリスト教徒のエルサレム巡礼など。
日本では四国八十八箇所・西国三十三所の札所巡りなどがあります。
伊勢参りも聖地巡礼の一種とされていました。

そんな参詣者の勧誘と霊場案内を目的として霊場(神社・寺院)を描いた宗教的絵画に参詣曼荼羅があります。
今回は伊勢参りの参詣曼荼羅を読み解いていきます。
両宮曼荼羅(参宮曼荼羅ともいう)は三重県指定有形文化財に指定され、構図や風俗から桃山時代頃の作とされています。
雲上に日輪と月輪(がちりん)を配し、左右に内宮と外宮の正宮が描かれ、宮川や五十鈴川での代垢離、天岩戸前での巫女舞など当時の民間信仰の様子がわかります。
他にはどんなことが読み解けるのか、西山先生に教えていただきましょう。