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祝詞について

平安時代中期に成立した古代法典の一つに『延喜式』があります。延喜式は50巻から成りますが、その巻8は「祝詞式」です。祈年祭祝詞をはじめ、今日全国津々浦々の神社の祈祷所で奏上されている祝詞の祖型が「延喜祝詞式」にあるといえます。
そのため、祝詞には今日でも頻繁に奏上される精妙な言葉がたくさん存在するのです。
例を挙げると、「奥津御年」「伊加志」「湯津磐村」「御稜威」などで、日常会話では聞き慣れない言葉が散見します。
「おきつみとし」は晩秋に実る稲を象徴し、「いかし」は立派なとか見事なという意味で、最も多様化されている表現です。「ゆついわむら」は神聖な磐が群がっている様子を表し、「みいつ」は霊妙なという意味から「いつのみたま」などの表記に発展したりします。
また祈年祭祝詞にみられる「生井」「栄井」「津長井」は、五十鈴の川上に鎮座する内宮の立地条件にも適した言霊でもあるのです。
今回は祝詞の言葉の持つ真意をじっくり解説いたします。

講師 音羽 悟(神宮司庁広報室広報課課長)

日時

4月 19日(月)      13:30~15:00

参加費

会員850円     ビジター 1,350円

定員

20名

場所

五十鈴塾右王舎

祝詞とは、儀式など改まった場面で神を祀り、また、神に祈るときに神前で唱える古体の言葉で、祭典に奉仕する神職が神様に奏上します。
現代において神職は、延喜式所載の祝詞や続日本紀の宣命などを典拠として、大和言葉を用いて祝詞を作文しています。地鎮祭や建物解体時の工事の安全に関わる祭祀、結婚式、初宮詣などの人生儀礼の祭祀、通夜祭や葬場祭などの葬祭など、祭祀の種類は多岐にわたりますが、その祭祀の内容を踏まえてその都度、作文するのが原則とされています。
日本は言霊に対する信仰が見られる国です。音羽先生に言葉の持つ真意について解説していただきましょう。