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茶の湯つれづれ噺

茶道・華道・香道(書道を入れる場合もあります)を三道といい室町時代にその作法たちのの基礎が定まったと伝わります。中でも茶道は、はじめは貴族階級や僧侶のものでしたが、その後武将や大商人に広まり、江戸時代になると庶民階級にまで浸透していきました。茶道は総合文化といわれています。その歴史はすなわち日本文化の歴史ともいえましょう。
室町時代から江戸時代の茶人の逸話などを、やさしくひも解いていただきながらその時代時代を壮絶に、またしなやかに生きた人々の生涯に思いを馳せてみます。

(季節、進み具合など諸事情により講義内容を変更することがあります)

講師 淺沼 宗博(今日庵名誉師範正教授・皇学館大学現代日本社会学部特別招聘教授)

日時

4月~9月(6回講座)        各日18:30~20:00

4月15日(木) 茶人ものがたり」① ―利休の生涯―
「利休の家族」

5月20日(木) 「茶人ものがたり」② ―利休の生涯―
「利休の最期」

6月17日(木) 「茶人ものがたり」② ―江戸初期の茶人たちと三千家の分立―(1)
「千少庵」(1614年没)「千宗旦」(1648年今日庵造る)「金森宗和」」

7月15日(木) 「茶人ものがたり」④ ―江戸初期の茶人たちと三千家の分立―(2)
「千少庵」(1614年没)「千宗旦」(1648年今日庵造る)「金森宗和」

8月19日(木) 「茶人ものがたり」⑤ ―郷土の茶人(宗旦四天王)―(1)
「杉木普斎」1706年没(1)

9月16日(木) 「茶人ものがたり」⑥ ―郷土の茶人(宗旦四天王)―(2)
「杉木普斎」1706年没(2)

参加費

参 加 費(6回分)     会員 5,400円  ビジター 8,400円

定員

20名

場所

五十鈴塾 右王舎

お茶は中国から伝わったもので唐の時代には茶の飲み方を指南する書もでていましたが、宋とか明の時代になると次第に作法というよりは心や身を清らかにして、和を持って人々と共に香りや味を楽しむ方向に向かいました。
茶が日常に深く取りいれられ誰もが親しむようになり、花茶や青茶(烏龍茶)などのように茶の種類も工夫するようになり、今のような多彩な中国茶が生まれました。
一方日本では室町時代以降、茶の作法に重きが置かれるようになり、戦国時代を経て、安土桃山時代には茶道が確立されてゆきました。200年という月日を要したわけですが、茶道の形成には足利将軍家が深く関与し、織田信長、豊臣秀吉などが、その育成に大いに関与しています。
村田珠光、竹野紹鴎、千利休によって茶道は侘び、寂びを主体とした総合芸術となってゆくのですが、その途中には波乱万丈の出来事が多々あったのです。いわば日本の歴史の一端を担ってきたと言っても過言でないほどで茶道に関するお話を淺沼先生にじっくりとお伺いする講座です。

先生はこの講座のためにいろいろと文献をひも解いていただくうちに内容が次から次へと膨らんできて、最初に予定していたよりもどんどんスケールが大きいものとなっていっています。茶道をやっていらっしゃらない方にもとても聞きごたえのある講座です。
これからはいよいよ茶道の確立に向けてのお話で、信長、秀吉だけでなく戦国武将のあの人この人の名前もでてきますし、その当時の豪商たちがそうした武将とどう関係したのかなどの動きもよくわかります。茶道を切り口にした戦国史ともいえます。