イベント案内・お知らせ

三重の神饌

「祭りの食」は多様性を垣間見せ、同時に独自の風土を浮き上がらせています。
祭りには神仏に供える「食」が重要な要素としてありますが、神社で供えられる食は明治時代に画一化され、全国共通の神饌となります。その一方で昔ながらに地区の人々らが手作りし、供える食もあります。
今回は米文化である鏡餅、粥、酒、そして肉食が禁じられた日本で動物性たんぱく質の供給源となっていた海魚、川魚をテーマに、伊勢神宮の神饌ではどのような魚が使われているのか。
また、伊勢志摩地方の神社の祭典では、なんの魚が選ばれ、どのような形で供えられ、それが神さまの「お下がり」として参列者などにどのように分配されているのか。書籍の取材を通して、見て、聞いて、考えたことをお話いただきます。

講師 千種 清美(文筆家・皇学館大学非常勤講師)

日時

4月22日(月)   13:30~15:00

参加費

会員 800円   ビジター 1,300円

定員

30名

場所

五十鈴塾右王舎

神祭りにはその時々に採取された最上のものを捧げて神に祈ります。明治になって画一化されましたが、それ以前は各地で様々なものが捧げられていました。講座でも行った奈良の淡山神社では百味の御食という米粒のアートともいうべき色付けされ文様になったお米など、百近い神饌が所狭しと並べられます。

また信州の諏訪大社の御頭祭(おとうさい)には剥製の鹿や猪の頭が捧げられます。昔は生贄だったそうです。食べ物ばかりではありません。今度講座でゆく石清水八幡宮には供花御饌といって和紙で作った桜や花菖蒲を神饌として捧げます。奈良の率川神社では三枝祭りで酒樽の周りを三輪山の百合でグルリと巻いて捧げます。三重県も南北に長い県ですので食や風習も違い、変わった神饌もあります。千種先生のお話しは興味深いです。