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雛飾りの誕生 ー上巳から雛の節句へー

『源氏物語』にあるように、古くは三月の最初の巳の日に行われていた祓いの習わし。
次第に3月3日の節句月となり中世にはこの日鶏合などが行われました。
男雛女雛を始め、人形や小さめの調度などを飾るようになったのは江戸時代のこと。
華やかに段々飾りを行ういわゆる「雛祭り」のイメージは江戸後期から近代にかけて形成されました。
変遷する上巳の節句を辿り、「雛祭り」の定着に伴い多様化する飾りの様相を、江戸琳派の雛の掛軸などに探ります。
お話しの後は、雛にちなんだ特別膳とこの日のために作った雛の和菓子をいただき上巳の節句を祝いましょう

講師 岡野 智子 (細見美術館上席研究員)

日時

3月 13日(水)   11:00~13:30

参加費

会員3,500円     ビジター 4,000円 (食事代・茶菓代含む)

定員

30名限定

場所

五十鈴塾右王舎

ひなまつりの原型は上巳の節供といって、古代中国の風俗行事といわれています。
陰暦三月の最初の巳の日に川のほとりで禊ぎ祓いをしたものが、後に流水に盃を浮かべて宴を行う曲水の宴になり、日本へも伝わりました。川のほとりの禊がこんな風に変化したのです。
一方、食の方では野草の汁を入れた餅のようなものをつくり、それを食べて邪気をはらいました。日本では母子草を蒸して搗き、それを入れて草餅にして食べたようです。室町時代になると母子草が蓬になりました。
では雛人形は何がはじまりなのでしょう?諸説ありますが、貴族の女子の雛遊びが原型とか、紙の人形を川に流して厄災を払ったものが、次第に厄災から守る雛となっていったともいわれています。桃の花との関係は?など、岡野先生のお話しは目からうろこです。