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仏様の見分け方 その2~明王と天部~

冬の講座で仏様の見分け方をお話いただきましたが、如来と菩薩で時間切れとなってしまいました。
なんせ如来さまだけでも釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来などと錚々たる顔ぶれ(?)が揃っていて、その違いを聞いて納得しているうちに終わってしまいました。
今回は明王と天部が中心です。明王の代表は不動明王と愛を司る愛染明王、どちらも憤怒の形相ですがそれにはちゃんと訳があるのです。
さてその訳とは?
天部は仏教成立以前のヒンズー教の神々です。
梵天、帝釈天、金剛力士、毘沙門天、吉祥天、弁財天、大黒天、韋駄天、閻魔王など20以上もあり、姿かたちもそれぞれに違っています。
この中で特に人気のあるのは弁才天と大黒天、弁才天は知恵や長寿、富を司るとされていますが、特に富の方が日本では取り上げられ弁財天となり、姿かたちは美女で福の神として多く祀られています。
大黒天は日本神話の大国主と同一化され、もともと憤怒の形相だったのがふくよかな形で食物と財福の神となりました。天部は日本で最も大きく変化した仏様です。
仏像はとても奥の深いものです。

講師 瀧川 和也(三重県総合博物館調査・資料情報課課長)

日時

6月28日(月)   13:30~15:00

参加費

会員 900円   ビジター 1,400円

定員

20名

場所

五十鈴塾右王舎

仏様は分類すると、如来、菩薩、明王、天部、垂迹となります。簡単に説明すると下記のようになります。

*如来(にょらい)…お釈迦様が悟りを開いた後の姿
*菩薩(ぼさつ)…お釈迦様が修行中で王子だった頃の姿が原形
*明王(みょうおう)…如来が姿を変え(化身)人々を救うために必死になっている姿といわれ、その役割は仏の教えに従わない者たちを正しく導く事
*天部(てんぶ)…仏様に帰依した古代インドの神々が土台
*垂迹(すいじゃく)…仏・菩薩 (ぼさつ) が人々を救うため、仮に日本の神の姿をとって現れること。

仏様に上下関係はありませんが、見た目でどのような仏様か見分けることができます。
今回は明王と天部について瀧川先生にお教えていただきましょう。