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鬼のお話

遠い昔、夜は真っ暗でわけのわからないものが蠢き、深い山や野原には恐ろしい獣や人が徘徊し、天変地異や流行り病はおこり、安らかに暮らせることが難しかった頃、これらは全て鬼の仕業と考えて世の秩序を保っていたようなところがあります。
鬼は人間にとって都合のよい悪者だったので様々な形の鬼が存在します。今回はそんな鬼のお話です。
「鬼滅の刃」という超人気の漫画があります。永遠の命を手にいれたいという鬼舞辻無惨という平安時代の男(これが意外にイケメン)が2000年にわたり人間を喰らいながら鬼の手下を増やして、次々に重ねる悪行を阻止しようと、鬼殺隊という隊員たちが協力して大正時代まで延々と戦ってきた物語です。主人公は竈門炭治郎という少年と鬼にされかかっている妹で、彼らが隊員である先輩や友達と信頼関係を育みながら、ついに鬼を倒すのです。戦闘シーンは残酷で絵が複雑でわかりにくい上にテンポが速すぎて理解しにくいシロモノです。
しかしながら底に流れているのは、人の命の大切さ、それをつないでゆく思いこそが永遠であるということ、そして登場人物がけっこうカワイイというギャップです。
この漫画の爆発的な人気で西山先生の元には鬼についての講演依頼が結構舞い込んできているそうです。
意外なところで、今はコミカルなキャラになってしまっている鬼が怖いモノとして復活しましたね。

講師 西山 克 (京都教育大学名誉教授)

日時

4月 14日(水)             13:30~15:00 

参加費

会員 1,150円     ビジター  1,650円

定員

20名限定

場所

五十鈴塾右王舎

鬼がぼやいています。
「とにかく鬼ってのは分が悪いんですよね。都合の悪いことは全て鬼のせいにされ、自分たちは知らんぷり。若い女をさらうとか人を殺すとか、物をとったりとか、全部人間の仕業ですよ。人ほど怖いものはない。
あの桃太郎は離れ小島で、魚獲って暮らしていた俺たちのところに突然やってきて、悪いことをしているから退治に来た、宝物をよこせだなんて言って、俺たちが頑張って蓄えたものを全部持ってちまった、どっちが悪者だっつうの!。
親戚の大江山の兄貴だって役人たちに虐められていた在所のみんなと一緒になって働いて、暮らしを少しでも楽にしようと頑張ってたら、役人が自分たちの怠慢を棚に上げて、上の命令に従わんといって殺されたんだよ。可哀相だろう俺達って」という見方も鬼というモノにはあります。さてさて?
現在では、アニメの影響で何かと注目されるようになった鬼について西山先生からどんなお話が聞けるでしょう。