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明治維新とは何だったのか

今年平成30年(2018)は、明治元年(1868)からちょうど150年ということで、政府公認のロゴまで作られ、全国各地で様々な
催しが開かれました。しかし最も肝心な、明治維新はそもそも何のための改革だったのかという問題については曖昧なままで、
大河ドラマ「せごどん」でも、これをナポレオンの「革命」になぞらえるかの如き描き方が為されています。
しかし、明治維新は決して自由と民主主義を求めた市民革命などではありません。
本講座では、明治維新の真の目的について、岡野先生のご専門である中世、ことに戦国時代のポルトガル・スペイン人来航
から始まる「ウエスタンインパクト」=「アジアの植民地化」への対応という視点から考え直していきたいと思います。
江戸幕府の採った鎖国政策と、明治政府の採った文明開化政策は、実は同じ目的のためのものだったのです。

講師 岡野 友彦(皇學館大学文学部長)

日時

12月 10日(月)                   13:30~15:00

参加費

会員800円     ビジター 1,300円

定員

30名

場所

五十鈴塾右王舎

明治維新とは19世紀後半に日本で起こった近代化への一連の改革をいい、改革の始まりの時期と終わりの時期については諸説あります。しかし、一般的には1853年のペリー来航を発端とした明治政府による近代国民国家の基礎ができあがるまでを指しています。

維新には「物事が改まって新しくなること。政治の体制が一新され改まること」という意味があります。
1853年、浦賀沖にペリーがやって来た際、江戸幕府は鎖国中でした。外国との貿易や文化の流入を制限していたにも関わらず、開国を求めるアメリカに屈し、幕府は「日米和親条約」を締結してしまいます。さらにイギリスやロシアとも不平等条約を結ぶことになり、当時の武士や民衆たちの間には不満が蔓延していき、倒幕思想が強まっていきました。そんななか、敵対関係にあった薩摩藩と長州藩が1866年に同盟を結んだことで、天皇を中心とした政府の成立を目指す倒幕思想がいっきに強まります。
そして1867年に15代将軍・徳川慶喜は自ら政権を返還する大政奉還をおこない、その後発令された「王政復古の大号令」によって約260年間続いた江戸幕府が滅亡し、日本は新しい明治時代へと進んでいきました。

こちらが一般的にいわれる江戸時代から明治時代への流れです。さて、明治維新の真の目的とはなんだったのでしょうか。岡野先生のご専門である戦国時代のポルトガル・スペイン人の来航「ウエスタンインパクト」=「アジアの植民地化」までさかのぼって、その目的を考え直していきましょう。