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芭蕉と三重

松尾芭蕉は、29歳で江戸へ下向して以後、故郷伊賀上野へ12度帰り、伊勢へは生涯に6度参向しています。伊勢への参向のうち、3度は伊賀上野在住の20歳代の頃で、後の3度は、41歳の「甲子吟行」の途次、45歳の「笈の小文」の旅、さらに46歳の「奥の細道」の旅を終えた後、式年遷宮を拝まんと訪ねた3度の旅です。
西行を慕い旅を重ねた芭蕉の伊賀、伊勢を中心とする三重での足跡を、そこで詠まれた作品を交え辿ってみましょう。

講師 坂口 緑志 (「年輪」代表・俳祖守武翁顕彰会会長)

日時

8月 3日(金)                   13:30~15:00

参加費

会員800円     ビジター 1,300円

定員

20名

場所

五十鈴塾右王舎

芭蕉は伊賀の人ですが、実は何度も伊勢に来ています。その時の経路は伊賀街道、上野と津を結ぶ道で藤堂氏が津を領するようになってから主要な官道として整備されました。芭蕉の姉は津の支藩である久居藩の関係に嫁いでいたために姉の所にも寄りながら伊勢に赴いたのでしょう。

若い頃の芭蕉は上野の藤堂氏の若殿に仕え、若殿の趣味が俳諧でしたので、京都の有名な俳諧師北村季銀に共に学ぶという破格の待遇を受けていました。ところがこの若殿が若くして亡くなり傷心のあまり、勤めをやめ俳諧で身を立てようと江戸を目指したのです。

後は皆様も御存じのように、俳諧の第一人者になりましたが、上野には何度も帰郷し、弟子を指導したり句会を開いたり精力的に活動を続けています。伊勢にも3度訪れ、名句が残っています。

伊勢と芭蕉のつながりや伊勢で詠んだ句を解説していただきます。