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薫風の三河 大樹寺の復古やまと絵障壁画と八橋のカキツバタを訪ねて

三河武士の本拠地・岡崎の大樹寺は徳川家の菩提寺。
岡崎城を遠望する境内の景観が有名です。

安政3年(1856)に再建された大方丈の障壁画は幕末の大和絵師冷泉為恭によるもので、145面にも及びます。
現在は収蔵庫での見学となりますが、王朝風の典雅な襖絵が堪能できます。

午後は知立の無量壽寺内のかきつばた園へ。

在原業平が東下りの折、「かきつばた」の和歌を詠んだのがこのあたりとされます。
物語や和歌、さらに琳派の画題ともなった「八橋」の名所を訪ね、「燕子花図屏風」さながらの景趣を楽しみましょう。

さらに岡崎といえばグルメの間でよく知られているのが八丁味噌。
江戸時代から作られている豆味噌の銘柄です。
カクキューさんは建物2件が登録有形文化財、味噌蔵を改造して資料館を作り、各種の資料や味噌造りの工程が展示され、「八丁味噌の郷」として一般公開しています。
ここで昼食をいただいてから、工場を案内していただきます。

講師  岡野智子(細見美術館上席研究員)

日時  5月11日(金) 7:30~18:00

大樹寺

松平家・徳川将軍家の菩提寺で、文明7年(1475)4代親忠により勢誉愚底上人が開山しました。

松平8代の墓、国の重要文化財である冷泉為恭の襖絵、歴代将軍の位牌、家康73歳の時の木像などが祀られています。

また、国の重要文化財である多宝塔は、天文4年(1535)に家康の祖父・松平清康が建立しました。
1層は方形、2層は円形のこの二重の塔は、蟇股(かえるまた)・拳鼻(こぶしばな)などの彫刻模様に室町末期の美しい様式を見ることができます。

かつて、桶狭間の戦いで今川義元が織田信長に敗れたとき、今川軍についていた家康は、大高城から大樹寺へ逃げ帰った場所です。
先祖の墓の前で自害を図ろうとした家康を思いとどめさせたのが、この寺の住職 登誉上人から「太平の世を目指す」教えを受けたということは良く知られている話です。

大樹寺は歴史的にもたいへん大きな役割を果たしています。

また、岡崎城と大樹寺を結ぶ約3kmの直線は「ビスタライン」と呼ばれ、歴史的眺望として約370年間守られてきました。

無量壽寺 (むりょうじゅじ)

無量壽寺の所在地である八橋は「伊勢物語」の時代からかきつばたの群生地として有名です。
幕末期に絶えかかっていたかきつばたを、この無量壽寺に移植したと言われています。

室町時代の延文5年(1360年)臨済の僧恵玄が中興し、江戸時代の宝永8年(1711年)にいたり、同宗妙心寺派になりました。

文化9年(1812年)方巌売茶翁により再建が行われ、かきつばた庭園はこのときに完成しました。

三河富士と呼ばれる村積山及び逢妻川を借景した雄大な煎茶庭園はかきつばたの匂うばかりの濃紫と相まってその美しさはまた格別の風情があります。

参加費  会員 13,000円  一般 14,000円

(バス代・昼食代・拝観料・保険料含む)

集合場所  7:25に五十鈴川駅集合

定員  18名限定