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漢字の旅「初春令月、氣淑風和」~高先生に学ぶ漢字は面白い~

講師 高 潤生
(書道篆刻家・現代印作作家)

漢字はいつどのようにして生まれたのでしょう。
今、残っている一番古い漢字は「甲骨文字」。
亀の甲羅や動物の骨に刻まれた漢字です。
これは占いの結果を記録するために使われました。

漢字は仮名やローマ字と違って一字一字が意味や由来をもっているのです。
私たちが日頃使っている漢字にどんな意味があるのか、違った角度から見直してみると漢字の面白さ、楽しさが見えてきます。

日時  2020年2月4日 (火)   13:30~15:00

今回、注目する漢字は、「初春令月、氣淑風和」。
左図…「令和」文

2月4日は立春、昔は立春正月といって、新しい年の初めとされていました。

これからの季節はまさに新元号「令和」の出典万葉集巻五「梅花の歌三十二首の序文」に述べられたように「初春令月、氣淑風和」です。

「令」や「和」の意味についていろいろ議論されましたが、今回は甲骨文字、金文など文字学の角度からその意味を考えてみましょう。

また「氣・淑・風」の文字の成り立ちもおもしろいので、あわせて探究してみましょう。

最後に「令和」を王羲之風に、「氣淑風和」を小篆風に書いてみましょう。

「令和」(れいわ)の典拠

<出典>

『万葉集』巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首(うたさんじゅうにしゅ)并(あわ)せて序(じょ)

<引用文>

初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香

<書き下し文>

初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす

<現代語訳(中西進著『万葉集』から)>

時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。

参加費   会員 850円  ビジター 1,350円

場所   五十鈴塾右王舎

定員   30名