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神崎塾長講座「江戸時代のリサイクルに学ぶ」

講師 神崎宣武

(五十鈴塾塾長・民俗学者・文化審議会専門委員・旅の文化研究所所長)

日時  2018年2月26日(月) 18:30~20:00

資源の乏しい日本、いまでこそ輸入品が豊富に入ってきて貿易赤字を考えなければ日常の生活には困りません。

がしかし江戸時代、鎖国をしていた日本では自国のものでなんでもまかなわなければならなかったのです。

したがって究極のリサイクルがなされていたといえます。
特別なことではなくごく普通に、それは始末という美しい言葉でした。

衣食住全てにおいて徹底的に再利用し、ごみはなるべく少なくしようと努力をした昔の人々。

それでも出るものはどうしてきたのか、切羽詰まると人は良い知恵が浮かぶようで、そろそろ無駄を省きたいと考えている人たちが増えてきた今、もう一度先人の知恵に学んでみませんか?

※神崎塾長の次の日の講座、27日は天照大御神を伊勢へお連れした倭姫の足跡を訪ねる講座「倭姫命のご巡幸の足跡を訪ねて③」、ぜひご参加ください。

今回、神崎塾長に「江戸時代のリサイクルに学ぶ」と題して」お話しいただくことになりました。
塾長の著書『江戸に学ぶ「おとな」の粋』のなかの、<「始末」の美学>の章にかかれている中に、今は「使い捨て文化のツケ」が回ってきているとあります。
確かに、ゴミを処分するのが一番お金がかかる…。日本ではゴミ問題が一番深刻化しているのです。
それと前後して「リサイクル」という言葉を耳にするようになりました。
昔はリサイクルに相当する言葉さえなかった、みなが普通に生活の一部としてやっていたわけで特別な用語など必要もなかったと先生はおっしゃいます。
その章の最後に締めくくられている言葉から抜粋して、ご紹介させていただきます。

「シンプルライフのすすめ」
江戸っ子たちにとって、良い生活、面白い生活というのは、必ずしも生活のスペースを広げることでも、モノを必要以上に持つことでも、美味しいものを腹いっぱい食べることでもなかった。
江戸時代には、「起きて半畳、寝て一畳、天下をとっても二号半」といった。
人間ただ生きるだけなら、それだけのスペースとそれだけの食料で十分なのだ。
もちろん、江戸と現代では単純比較することは難しい、ならばもう少し現実的なこととして、例えば「安もの買いの銭失い」を戒め、駄品よりも良品を一点、そのもの選びにもセンスを持ちたいものだ。
それが結局ゴミを出さないことに繋がり、心も豊かになるだろう。…略。

と、いった具合です。
どうやら江戸時代の暮らしには、今の私たちにとって参考になること、お手本がいっぱい詰まっているのではないでしょうか?
神崎塾長のお話を聞いて、明日からの暮らしを見直してみませんか?

参加費 会員 1,100円  ビジター 1,600円

定員  30名

場所  五十鈴塾右王舎