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「日本に出会う」シリーズ 第十回「仏教伝来と日本の神」~法隆寺と中宮寺~

日本各地から地方色が失われています。
そして、季節の風情や味覚までも。

つまり、日本文化を構成する多様性が失われつつあるのです。

何をもって「日本らしさ」かというのも議論がわかれるところですが、五十鈴塾が注目する「日本らしさ」に神崎塾長と出会いに行ってみたいと思います。

回数を重ねると、次代に繋げなければならない何かが見えてくることを期待して、歩いて・見て・話しあってみましょう。

講師 神崎 宣武

(五十鈴塾塾長・民俗学者・旅の文化研究所所長・文化庁文化審議専門委員)

平成31年2月21日(木) 8:00~18:00

「仏教伝来と日本の神」~法隆寺と中宮寺~

法隆寺って知っているようで知らないですよね。

法隆寺西塔伽藍は世界最古の木造建築で世界文化遺産となっています。

聖徳太子が飛鳥から斑鳩の地に移り住み、斑鳩宮を建てその隣に、父用明天皇のために建立されたと伝わります。

冠位十二階を定め、憲法十七条の制定、遣隋使の派遣など日本の発展に大きく貢献され、仏教も太子の時代に興隆しました。

日本では古くから神道と仏教が共存していたと思われていますが、そうでもなかったのです。

元々日本は神の国、天津神という高天原にいる神々と国津神という地上の神々が治めていたという建前で、国津神の子孫たちが朝廷での権力を握っていました。

土着の勢力ですね。

ところが日本へは中国や朝鮮半島から戦に敗れた有力な氏族が逃れてきて、新しい技術や文化を導入し、次第に勢力を伸ばしてきました。

その代表が蘇我氏、対して土着の代表は物部氏、どちらも大豪族です。

蘇我氏は当然大陸からの文明である仏教を浸透させようとし、対する物部一族は神道こそが日本の宗教であると一歩も譲らず、遂に戦いとなります。

宗教戦争ではなく権力闘争ですが、結果蘇我氏が勝利し仏教は国も認める宗教となってゆきました。

その推進の元となったのが、聖徳太子で女帝であった推古天皇のもとで、蘇我氏と協調して遣隋使を派遣するなどして中国の文化や制度を学び、天皇を中心とした中央集権国家体制を推し進め、仏教を積極的にとりいれました。

全国に聖徳太子ゆかりのお寺がたくさんありますが、現在確実なのは法隆寺と四天王寺の2つだそうです。その一つである法隆寺、太子の死後、焼失し、世界最古の木造建築として知られる西塔伽藍は奈良時代の初頭に再建されたと伝わりますが、どこを見ても国宝だらけ、重文だらけのお寺を思う存分、堪能いたしましょう。

一方、その近くにある中宮寺は母君によって建立され、焼失や衰退を繰り返したのち、戦国時代末期に内親王が住職となり、尼門跡として格式を整えてきました。

飛鳥時代の最高傑作木造菩薩、天寿国曼荼羅繍帳(レプリカ)の二つの国宝を拝見するだけでも行く価値がありますよ。

修学旅行以来という方も多いでしょうが、一緒に大人の修学旅行に出かけましょう。

(歩きやすい服装でご参加ください)

前日、20日(水)の神崎先生の夜講座「旅する神々②」も、とても興味深いお話が伺えます。
ぜひご参加ください!

参加費   会員15,000円 ビジター 16,000円

(バス代・食事代・拝観料・保険料含む)

定員   18名限定(最少催行人数13名)

集合場所   7:55に「五十鈴川駅」集合