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「星空の演出家たち」~世界最大のプラネタリウム物語~ 出版

「星空の演出家たち」
~世界最大のプラネタリウム物語~

016年3月、名古屋市科学館のプラネタリウムは、世界最大の35メートルドームにリニューアルしてから5年になります。

それを記念して中日新聞社出版部から「星空の演出家たち」と題して出版・販売されました。

限りなく本物に近い星空を目指して名古屋市科学館54年の歴史を紡いだ解説者たちの物語です。

五十鈴塾では開塾以来、星見(天文学)の講座を企画し、その講師として、当初はプラネタリウムの鬼才、山田卓先生にお越しいただいておりました。
講座が始まると時間も忘れ、受講者の方々に熱く語りかけ、帰りの電車に間に合うか講座担当者である私はハラハラドキドキ、嬉しい心配ごとの連続でした。
天文学というと難しそうと思われる皆さんに、何とか分りやすく聞いてもらおうと、紙芝居形式にしたり、ゲーム形式にしたり、また講座のタイトルも「コーヒーカップの中の宇宙」、「意外な月のミステリー」「浦島太郎が年を取らない訳」など、ユニークで親しみの湧きやすいものをテーマにお話しいただきました。
シリーズ講座「星暦」を企画し、先生自らポスター・チラシも作成してくださり、さあこれから…という時に体調を崩され、星の世界に旅立たれてしまいました。
志摩プロジェクトで、志摩のあずり浜から山田先生と一緒に見たカノープスが忘れられません。

それから一年は星見の講座を企画できずにいましたが、山田先生の偲ぶ会で名古屋市科学館天文部の方々とお会いし、思い切って講師をお願いしたところ快諾してくださったのです。
山田先生のあとを野田学天文主幹、毛利勝廣天文係長が主となり、塾の講座を欠かすことなく支援していただいています。
講座は、やはり天文への熱い思いがそこここに散りばめられており、受講者の頭では理解しがたい内容もなんのその、先生方の情熱に魅せられて通い詰める塾生も多いのです。

まもなく、科学館がリニューアルオープンするとの知らせを聞きました。
それからは、超ハードスケジュールをこなされる毎日が続いたのだと察します。
テレビで見る先生方は痩せられ、本当に心配しました。
しかしその心配をよそに、出来る限り塾の講座をと、かなり無理をしていただいたと思います。
時には毛利先生が突然の体調不良で、講座当日は野田先生が代わりに来塾、次回からの講座の休講をこちらから提案してやっと承諾くださいました。

五十鈴塾側から拝察するだけでも、様々なご苦労を感じ取れるほど…。
現場でのご苦労は想像を絶するものだったに違いありません。
このご本を、私も早速読ませていただきましたが…涙涙の物語です。
それは悲しいだけではありません。
プラネタリウムへの熱い思い、そして先輩方への感謝、仲間・同士への愛、来館者第一の姿勢などなど、感激の涙の連続なのです。

ぜひ、皆さんこの一冊を手に取ってくださいね。
五十鈴塾からのお願いです。